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「新宝島」は「宝島」だったのか。 今年の演目が、宝島である、主役は紅蘭演じるジム。そしてマリア演じるシルバー。と聞いてから色々とどんなものか予想していました。が、結局は殆どあたらずじまい。 ・ジム、原作も彼が主役。ただ、彼が冒険に出る過程が大分違いますが。 ・トリローニ、原作では市長ではなく普通の地主。面白くて儲かることが好き。宝島の地図を見つけたと言うジムに、船と船員を手配し宝島へ連れていったのがこの人。 ・シルバー、この役が一番原作と違うんじゃないかなあ。原作での一番の悪者。片足がなく、背が高くて醜男で青白い顔をして、オウムを連れている。元海賊の料理人。ずる賢さは天下一品。トリローニが初め船のコックとして雇うが、旅の途中で同情していた海賊仲間と共に反乱を起こし、宝島の宝を手に入れようとします。だから私はシルバーが大ボスだとばかり思ってました。新宝島の方での片目片腕って言うのはおそらくピーターパンのフック船長から取ってきてるんでしょう。フック船長って言うと青い鳥の時のカンナしゃんが思い浮かびますが。 ・ビリー、これもちょっと違うかな。原作だと、ジムの住む町にやってきた「船長」と呼ばれる頬に傷のある(笑)、大柄で褐色に日焼けした酒好きのじいさん。実はこの人が宝島に、以前自分達が手に入れた宝を隠した張本人らしく、シルバーの手先から命を狙われていました。結局追っ手との闘いで負った傷とラム酒の飲み過ぎで死んでしまいます。そして、彼の隠し持っていた宝島の地図をジムが手に入れ・・・というわけです。 ・トランプ騎士、これは宝島ではなく「不思議の国のアリス」から。ハートの女王の手下で戦闘能力はあまりなし。でも、集団で動く時の動きがコミカルでかわいい。今回は、ジムを宝へ導く妖精的扱いになってました。台詞はないけどいい所で出てくるオイシイ役。 ・手袋三銃士、これ、私どこから出てるのか分からないんですが、長靴三銃士というのがあるらしくそこから。なんかのキャラなのかと思ったら劇中ではどうやら町の子供の3人が勝手に名乗っているだけらしい。 ・タイガーチェリー、こいつは「ピーターパン」に出てきたタイガーリリーのもじり。リリーはインディアンの娘。キャラは覚えてるんだけど・・・話忘れちゃった。 ・南海の魔女、これの元は南の魔女か海の魔女。おそらく、人魚姫に出てくる(リトルマーメイドで考えた方がイイかな)海の魔女かと思うんですが。劇中では電飾はあるわ空飛ぶわで紅白の小林幸子さん並みのインパクト。 ・赤ワニブラザーズ、これは多分ピーターパンに出てくるフック船長の腕を持ってっちゃったワニからきているのでしょう。シルバー船長と何か因縁があるのかと思ったら全然でした(笑) ・タコ、ガイコツ他・・・これは私分かりませんっていうか、オリジナルかも? ・赤鮫、「海神別荘」よりのゲスト(?)海というからには、って感じでしょうか。 以上から観ても分かる通り、キャラの名前と何となくの設定以外は、殆どオリジナル。原作を好きな人が怒るのも無理はないって感じのいじくり様で、前説で掃除人の広井氏が「原作は読んでない方がイイ」と言ったくらい、(公演前もっと早くに言ってくれ^^;)全然違ってました^^;これは完全に原作と別物と思った方がいいです。 だからといって面白い面白くないは別の話。私は非常に楽しめました。去年の八犬伝の時は途中ちょっとだれた感がありましたが、今年は1時間半が短く感じれる程飽きずに見れました。役者さんの演技も素晴らしかったです。 二幕が素晴らしかっただけに、一幕がちょっとね・・・男の人には受けるかも知れない下ネタを引っ張られるのがちょっとつらかったです。群舞も大好きだし、二幕への導入のための話題づくりはいいんですがもう少し花組を出して欲しいと思いました。(別に他の役者さんが嫌いなわけでもない。むしろイイ味を出してますが)一幕と二幕の落差がちょっと気になる今年の歌謡ショウでした。 |
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